訪問看護ステーション選び

今回は、病院勤務のようにせわしなく働きたくない、やりがいのある仕事をしたい、でも自分の生活も大切にしたいという方、必見です。そうした働き方ができる訪問看護ステーションは存在するのか・・・。 最近は新規参入の訪問看護ステーションが急激に増え、なかなかそうしたところを見つけるのは難しいですが、あります。ちゃんと見極めれば。まず、その事業所の訪問件数が目安になります。一人だいたい1時間が訪問時間としては多いパターンです。ですので、9時30分から開始して移動時間を考えると午前2件、お昼休みを1時間とって午後2~3件でかえって記録して18時終了。一日4~5件ですとゆったり回れます。その間にもケアマネさんやヘルパーさんへの連携事項があると電話などの時間に取れられます。そう考えると、一日の訪問件数が6件以上あるところはせわしなく、いつも時間を気にしてケアすることになります。移動時間もあせります。車移動の場合、かなりストレスです。 ですので必ず面接の際には訪問件数はどのくらいか、残業時間はどのくらいか聞いた方がいいです。いくらお給料が良くても病院勤務のようにせかせかするのは嫌ですよね。受持ちの人数も参考になるかもしれません。毎月訪問看護計画書、報告書を作成するので一人で15名程度であれば1~2時間で作成できます。20人超えると勤務時間内のするのは難しく休日出勤や時間外で作成しています。受持ちの人数は交渉できるのか聞いてみるのもいいかもしれません。 あと、不安なのは、最初ちゃんと教えてもらえるのかっていうところだと思います。同行訪問は基本的にありますが、できるできないに関わらず2回までと決めていたり、人がいなくて1回でさあ行ってきてのところもあります。ですので、ある程度、常勤者が多い(5人以上)、研修プログラムがある、などは参考になると思います。あと私が重視しているのはカンファレンスがあるかということです。長年やっていて訪問看護師さんたちが自律した事業所ですと月に1度とか昼休みにちょこっとなんてところもありますが、私的にはカンファレンスを週1、毎朝ミニカンファがあるところが安心です。 直行、直帰はいい面もありますがどちらも選べるといいなと思います。ちょっと聞きたい、話たいことがあるときに気軽に顔をみて話せる環境があるところがいいです。ですので職場の雰囲気は重要です。話しやすい上司、管理者であるか第一印象である程度わかるので、重要視しましょう。 いつでも相談できてゆったり回れる職場環境であれば、訪問看護は本当にやりがいを感じられる仕事だと思います。人生の先輩方にいろんなことを教わりながら、笑いあり、涙あり。自分自身が成長できるいい仕事だと思うので、興味のある方はぜひ訪問看護やってみませんか。ですが、えいやって飛び込むのではなく、慎重にその事業所の環境と人を見極めてからですよ。