七夕の願い

今、特別支援学校に通っているS君。中学校は地元の小学校内にある特別支援学級でした。高校生になり、都立の特別支援学校に入学しました。中学までは、学校で作った給食を食べていました。それもペースト状にしてくれ、見た目もよく子どもの成長に食は欠かせないなと感じさせるものでした。それが高校に通うと一変。胃ろうからの注入か給食かどちらかを選ばなくてはならず、給食だけではとても時間がかかり必要な摂取カロリーが取れず、最初は胃ろうからの注入を選びました。しかし、親御さんが給食を食べさせたいと学校にいっても、普段食べていない子に給食は出せないといわれました。その直前に書いた七夕の願い。この子たちの声にならない願い。どうしてもかなえさせてあげたい。食べるって楽しみの一つ。大きな一つ。

『ママ元気 ぼく元気 給食たべたい』